千鶴は不意に足を止めて目に付いた物を沖田に聞いたのだった。
 後の、あんな些細なことをなぜ質問してしまったのだろうと、深く後悔したことは言うまでにない。




「やってみる?」


 楽しげな笑顔を浮かべて、差し出された鳩のえさを手に、思わず深く考えず「はい」と頷いてしまった自分が恨めしい。
 どうして、疑わなかったのだろうか。


 とても「楽しげな笑顔」を浮かべていたコトに。
 どうして、裏を読み取らなかったんだろうか。
 あの人が「実に」楽しそうな笑顔を浮かべたいたというのに・・・・


 後悔先に立たずとはまさにそのことで、今更あのときもう少し警戒していれば。と思っても、遅すぎることで・・・いや、きっと警戒していても今の状況にきっと陥ったに違いないと思うのだけれど。


「そ、そんなに笑うことないじゃないですか・・・」


 思いっきり恨みがましい声で言ってもどこ吹く風。


「本当に、キミって迂闊な子だよねぇ」


 しみじみと言われるだけだった。







 
 























 京へ来て早二回目の冬を迎えようとしていたとある日。
 千鶴は沖田の率いる一番組の市中見回りにくっついて、父の行方を探していた。
 雲一つ無い見事な晴天。秋と言うには風は冷たいが、冬と言うには小春日和を思わせるほど暖かかった。底冷えの厳しい京の冬が来れば、日中とはいえ市中見回りも厳しいものになるだろう。
 夏の空とは違う、澄んだ高い空を見上げて千鶴はため息を一つ零す。
 今日も収穫は無かった。
 これと言って問題になる厄介毎に巻き込まれなかった代わりに、有力な手がかりも見つからない。もう父は京の都にはいないのかもしれない。思わずそう思ってしまうのは、二年近く経過したせいか、父の姿を見たという話すらここ最近全くと言うほど聞かなくなったからだ。
 このまま京の都で探していていいのかとふとした瞬間迷うのだが、だからといって他に行く当てもない。江戸へ父が戻っていれば江戸の知り合いから連絡が来るだろう。だが、その便りもないとなれば、どこへ探しに行けばいいと言うのだろうか。
 なにより、新選組の裏の顔を知ってしまった今、自分の都合で簡単に出て行くことはままならない。
 ただ、毎日あてどもなく情報の少ない人間を捜すのは・・・さすがに、千鶴の精神を疲弊させていくばかりだった。
 次第に足取りは重くなり、とぼとぼという表現がぴったしくる様子で千鶴は市中見回りについて行く。
 一通り見回り西本願寺へ戻る途中通りかかったのは、東本願寺前。
 いつも無意識に通り過ぎていくのだが、不意に千鶴はある物に気がつき足が止まる。
 大きな門の前にちまっと広げられた風呂敷と、行商のような出で立ちの人がそこに座ってぼんやりと道行く人を眺めていた。。
 だが風呂敷に広げられてるのはこれといって、売り物になりそうな物ではなく、小さなつつみがみ。
 あれはいったい何なんだろうか?


「あれなんですか? お寺の前で何か売ってますけど…」



 千鶴が指差した先を見た沖田は興味なさげに答える。
「あ〜鳩の餌だよ」
「鳩の餌?」
 千鶴はきょとんと不思議そうに眼差しを沖田向け、小首を傾げる。
 なぜ、鳩の餌がお寺で売っているのだろうか?
 ますます疑問符が浮かぶ。
 「にぶいなぁ、君は」と笑顔を浮かべてはいるものの言う言葉に遠慮は欠片もない。
 思わず千鶴がムッとすると、沖田はますます楽しそうに目を細めると、餌は餌だよと答にならない答を口にする。
 それは一度聞けば判るのだが、なぜ寺で鳩の餌。という疑問の解消にはならない。
 訴えるようにじっと沖田を見るが、沖田が親切に教えてくれるはずがない。それを見かねたのか沖田の背後に控えていた隊士その一がさりげなく一歩前にでる。
「誰が始めたのかは知らないですけれど、東本願寺には鳩がたくさんいるので、何時の頃からか参拝に訪れた人やご近所の方が餌をあげるようになって、ああやってついでとばかりに豆を売る人が現れたんです。
 かなり人なつっこいから腕や肩にもとまるのがいたりするんですよ」
 千鶴とほぼ同年代の新選組隊士としては穏やかな風貌の少年が親切に教えてくれた。
 なるほど。とその説明を聞いて納得する。
 鯉に餌をあげている光景をみたことはあるが、あれははっきりいってかわいげは欠片もないが、鳩ならばかわいいんだろうなぁ。腕に乗った鳩に掌から餌をあげてみたいかも。などとその様子を想像して千鶴はようやく少しだけ笑みを浮かべる。
「 なに?興味あるの?」
 千鶴はムッとしていたことなど忘れたかのように、興味深々に餌へと視線を向けていた。
 鳩など珍しい鳥ではないが、野生のため当然だが身近に接したことはない。
 そもそも家が診療所だったため、不衛生になりがちな動物を飼うと言うこともできなかったため、身近に接したことは皆無と言っても良かった。
「なら、やってみれば?」
 沖田の言葉に心がぐらりと揺れる。
 餌代と言っても安い。懐が寂しい千鶴でもためらい無く手が出せる額。
 このぐらいなら・・・と思わず心が揺らぐが、今は市中見回りの時間で遊んでいる場合ではない。
 だが、だからといって鳩に餌をやりに後で東本願寺へお散歩〜と気軽に歩き回れるほど自由な身の上でもなかった。
 幾ら東本願寺と西本願寺が近いとは言っても、単独行動は未だに許されていない。
 なにより、鳩と戯れる時間をこの人がそう簡単にくれるはずもなく・・・・心はぐらりと揺れるが、その気になったときに絶対に邪魔をするに違いない。
「いや、でも組長、ここの鳩は……」
 今まで黙って聞いていた隊員その二が遠慮がちに口を挟む。
 ここの鳩がどうしたのだろうか?
 訳が分からず首を傾げる千鶴は、ふとここが東本願寺であることを思い出す。
「あ、西本願寺に居候している私達が東に入るのはまずいですか?」
 東本願寺と西本願寺。
 名前は一字しか違わないが、宗派が違った。
 京のお寺事情に千鶴は詳しくはないのだが宗派が違うとやはり仲は宜しくなかったりするのだろうか。
 新選組は間借り人であって門徒なわけではないが、やはりまずいのだろうか?
 だが、千鶴の心配など沖田は笑い飛ばす。
「そんなことは関係ないよ。
 だいたい西本願寺の坊主達に僕らは嫌われてるからね」
 そんな爽やかに言わないで欲しい。が、事実ではある。
 半ば強引に手狭になった八木邸や前川邸から引っ越しをしたのだ。
 西本願寺が土佐だの長州だのと通じているという話を聞きつけて。
 それからという物太鼓櫓から大砲を放ったりとなかなかはた迷惑な行為を行っているため、周辺住民及び門徒や坊主達からは非常に迷惑がられている・・・・ことは、居候の千鶴も知ってはいた。
 
「やりたいなら、やってみれば?
【面白い】よ。
 餌代なら、ほら。お駄賃」
 そう言って一文が数枚。
 子供のお駄賃的な額が手の平に落とされる。
 千鶴はお駄賃と沖田と目を泳がしている隊士達を交互に見る。
 ここはやはり辞退すべきだろうか。
 なにせ相手は沖田だ。素直にお駄賃をくれるはずもなければ、寄り道を促すとも思えない。
 裏があると疑うべきか?
 しかし、鳩に餌をあげることに何の裏があるんだろうか?
「怖かったらやめてもいいよ」
 絶対に今バカにされている。
 鳩が怖いんだ。ふーん。あんな小さいのに?と言われてる気がするのは被害妄想だろうか。


「せっかくこの僕が寄り道をしても良いよと言って居るんだから、素直に言うこと聞いたら?
 それとも君は人の好意を素直に受け取れないの?」
  

 いや、人の好意は素直に受けたい。
 だがしかし、どうしてこの人に言われると素直に「ありがとうございます」と言う気にならないんだろう。
 それは、絶対に何かたくらんでます。的な笑顔が原因に違いない。
 絶対に何かをたくらんでいる。
 でも、何をたくらんで居るんだろうか。
 東本願寺という場所が問題なのだろうか?
 だが、鳩に餌。
 それのどこが問題なんだろう。
 考えても考えても判らない。
 どう考えても鳩に餌という図式に問題が在るようには思えない。
 しばし逡巡する千鶴は、何かを探るように視線が沖田と、鳩と餌売りを彷徨う。
 が、どれほどうんうん唸ったからと言って答がでるわけもなく・・・・


「じゃぁ、少しだけいいですか?」


 考えて答が出ないなら、動いて見るべし。



 という答えにたどり着く。
 それによって、江戸からわざわざ父を捜しに遙か遠い・・・それも治安の良くない京の都へ一人でやってきたのだから。
 それに比べたら、鳩に餌。何の問題が在るというのだ。


 千鶴の一大決心に、沖田は愛想良く応じる。
「好きなだけ鳩と戯れてきていいよ」
 やはり何か裏が在るに違いない。
 とはいえ、一度言ったからには引くに引けない。
 ここで引いたら「鳩に怖がった」と絶対に言いふら回される。
 なんだか、妙に一番隊の皆様の視線が哀れみの色を浮かべているような、なにやらしきりに止めろと口ぱくで訴えているような来まするが、女にはひいてはならない時があるのである。
 千鶴はぐっとお駄賃を握りしめると、餌売りのおじいさんの元へかけよって、一袋分の餌を買うと、一人東本願寺の門をくぐる。
 なぜ、皆は入ってこないんだろう?
 と不思議そうに首を傾げながらも、さほど深くは考えなかった。
 浅黄色のダンダラ羽織は一目で彼らが新選組の一員だと言うことを周囲に知らしめる格好の目印だ。
 そんな彼らが鳩と戯れる姿というのは非常にいただけないものがある。
 志が何よりも高い彼らが、女子供に紛れて鳩を追いかけるなんて様を見られたら、どんな醜聞が京の街を駆けめぐるか・・・そんなうわさ話を土方が聞いたらどんな雷が落ちるか。
 それを考えると、いくら隊服を着てないとはいえ一緒に行動を共にしている自分が、鳩と戯れるのはマズイだろうか?
 だが、別に止められはしなかたんだし・・・
 うんうん迷いながら千鶴は境内の中程までに足を踏み入れる。
 銀杏が青い空に生えて綺麗だなぁ。
 そんな事を思いながら「くるぽー」と近づいてきた一羽の鳩に向かって、千鶴はまめを一粒放り投げた。
 鳩は躊躇することなく、地面に落ちたまめを啄む。
 すると、周囲にいた数羽の鳩が「くるぽー」と鳴きながら、ちまちま近づいてきた。
「いっぱいあるから、喧嘩しないでね」
 千鶴はぽっぽーと近づいてくる鳩の歩き方が可愛いなぁと笑みを零しながら、まめを手にした瞬間。






バサバサバサバサバサバサバサ

 





 一斉に何かが動いた。


「い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


 千鶴の目が点になる。
 いや、その口元が瞬く間に引きつってゆく。
 始めは数羽だった。
 十羽にも満たない数しか傍にいなかった。
 な、なのに。
 なのに・・・・・・・・・・・・・・




「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ、な、な、なにこれ!?」





 千鶴の絶叫が青空に響き渡る。
 銀杏の木に止まっていた鳩や、お寺の屋根に止まっていた鳩が、一斉に飛び立った。
 いや、飛び立つのはいい。
 飛び立った何十羽の鳩が一斉に向かって飛んでくる。
 そう、自分に向かってくるのだ。
 一直線に迷うことなく、千鶴めがけて。
 訪れた参拝客など障害にも感じない。
 よけることなくまっすぐつっこんでくる鳩に驚いて、立ち止まる参拝客の驚きに満ちた声がやはり響くが、千鶴ほどではない。
 千鶴は鳩に囲まれていた。
 無数の鳩に。
 あまりの事に思わず手に持っていた豆を一気に放り投げると、バサバサバサバサバサバサババサバサとまた勢いよく鳩が動き出す。
 はっきり言って可愛いなんて物じゃない。
 どんな動物であろうとも集団で一斉に動くとなんとも表現できない恐怖を感じる。
 そこに「食欲」という物がプラスされるとさらに効果が上がるというもの。
 たかが鳩。単体で怖いと思ったことはない。
 だが、されど鳩。どんなにそのなりは小さくとも、一つの目的を持つとその存在感は大きく変わる。
 まして、それが集団ともなると効果は倍・・・・いや、乗算されてゆく。
 率直に言えば。




 冗談抜きで怖い。だ。




 本気でこの時の鳩の目はランランと光っているとしか思えなかった。
 まさに、獲物を目の前にした猛獣の目だ。
 



「いたいっっいたいっっ、いやもうないし!」



 
 千鶴の絶叫はまだまだ轟く。
 手にはもう豆はないというのに、飢えた獣・・・・ではなく、ふくふくとまん丸に超えて空腹とは無縁な体型と貸している鳩たちはそれでも諦めない。
 あらかた地面に落ちた豆を啄み尽くすと・・・そもそも、豆の量と鳩の数が一致してないため、食えてない鳩の方が多いのだが・・・・さらなる豆を求めて、立った今まで豆を持っていた人間にたかる。
 まさに恐喝と言って良いかもしれない。
 腕に、肩に、頭に飛び乗るとつんつくつーんとくちばしで啄む。
 これが一匹なら「かわいい〜。も〜くすぐったいなぁ〜」ですんだかもしれない。
 うふふふふ。
 あははははは。
 の世界になったかもしれない。
 だがしかし、その数がずっしりと重いぐらいになると話は別だ。
 そもそも、つんつくつーんではなく、本気で皮膚を啄んでないか?いや、それ髪だし。って痛いし!!となってくると、可愛いもくそもない。
 本気で喰われる。
 としか思えない。
 誰がこんなに凶暴な鳩にしたんだ!!
 と、叫ばずにはいられない。
 逃げまどうも、ストーカーのごとくつきまとう鳩。
 だが、不意に再び一斉に飛びって行く。
 新たなターゲットが門をくぐったのだ。
 そして、すぐに轟く悲鳴。
 新たな犠牲者がでたようだ。


 なんて、危険な所なんだ。


 大砲がしょっちゅうぶっ放されている西本願寺ですら、ここまでの悲鳴は上がっていないと言うのに。
 へろへろになりながら、沖田達のいる所まで戻ると、案の定沖田一人が大笑いしていた。
 いや、他の隊士達は笑いたいのを必死に堪えている様子で、肩がヒクヒクと痙攣していた。
「沖田さん・・・・ご存じだったんですね」
 その様子を見れば聞かずとも答はわかる。
 知っていたのだ。
 沖田だけではなく隊士達も。
 それは当然だ。彼らは毎日市中見回りをしているのだから、こんな場面を何度も何度も目撃していて当然だ。
 だから、隊士その二が千鶴を止めようとしたのだ。


「だから、怖いんだったらやめれば?って僕は止めたよ」


 それを言うなら、「ここの鳩は凶暴だから止めたら?」じゃなかろうか。


「予想通りというか何というか、本当に君は予想を違えない子だよねぇ」
 お腹を抱えながら大笑いしないで欲しい。
 誰だって鳩に襲われたら悲鳴がでるはずだ。
「雪村くん、とにかく拭いた方がいいよ。特に頭」
 人の良さそうな隊士その1が憐憫の眼差しを浮かべて、千鶴に手ぬぐいを手渡す。
「頭?」
 深く考えずに手で頭を触ってみえば、べったりとしたいやな感触。





「し・・・・しんじらんないっっっっっ!!!!!」






 千鶴の絶叫がさらに響く。
 頭に・・・いや、よく見れば至る所にくっつけられた鳩の糞。
 髪はおろか背中や肩にもべったりとくっついて、そこはかとなく何とも言えない匂いが鼻先を漂い始め。
 沖田を始め皆が一斉に一歩下がる。






「千鶴ちゃん、離れて歩いてね」






 爽やかに言い放つこの男をどうにか出来ないものだろうか。
 むろんそれは叶わない夢であることは重々承知しているのだが、いつか一矢報いたいと握り拳を作って青い空に叫んだとしても、当然だと主張したい千鶴であった。





























「なんだ、千鶴。お前肥だめでにでも落ちたのか?」




 屯所に戻った千鶴を見るなり、土方は思いっきり顔をしかめつつ、鬼の副長といえども一歩足を引いたのは、どうでも良いことであった。




「落ちてません!!」
 千鶴の主張に土方は首を傾げる。
「あ? 総司のヤツが、お前が肥だめに落ちたって言っていたぞ」


 沖田さん・・・どこ前話をねじれさせる気なんですか・・・・


 土方の言葉に千鶴の肩ががっくりと落ちる。
「まぁ、とりあえず風呂入れ。落ちてないと言うがお前臭うぞ」
 眉間の皺をくっきり刻み、犬でも追い払うかのように手を振りながら言われるとさすがにショックだ。
 思わずくんくん匂いを嗅いでしまい・・・自分でも臭い。と思わざる得ない匂いに「お風呂お借りします」と素直に告げ、支度をして風呂場に向かうのだが・・・・この先同じ問答を組長の数だけ繰り返すことになるとはまだ知らない。



















「元気づけるたって、もっとやりかたつーもんがあんだろうよ」
 土方の独り言に
「あの子が勝手に鳩に餌をあげて、糞まみれになっただけなんだけど」
「まぁ、そういことにしておいてやるよ」
 土方は意味ありげな笑みを浮かべると、沖田を残して自室へと向かう。
 その後ろ姿を見ながら沖田は軽く肩を竦める。




「寺で暗い顔をされたら、辛気くさいだけじゃないか」




 意味はない。
 呟いた通りの意味しか。
 この時は、まだ。



 




☆☆☆ 天華の戯言 ☆☆☆


初の沖田+千鶴です。
まだあいかわらず原稿が終わってから一度もゲームをしてないので、沖田さんの口調だの性格だの把握し切れてないので、なんだか微妙な感じなのだけれど、とりあえずさっさとこのネタを書いてしまいたかったので、カンだけで書いてみました(笑)
後日、沖田編をクリアーしたら修正しているかもしれない・・・・ってか、おそらく修正せざるえないんだろうなぁ。
いやぁ、沖田さんは難しいわ。
私は斎藤さんとかGHのナルのようなタイプの方が書きやすいです。はい。
ゲームをクリアーしたらまた少し変わるかしら。




さて、閑話休題。
京都へ行ったとき、東本願寺でRINKOさんが鳩に餌をあげて襲われました(笑)
本気で怖かった・・・・
逃げたRINKOさんを追いかけて、鳩は追いかけて飛んだんだけれど・・・それが私の背後に回った物だから、私めがけて飛んでくるんだな。
「ぎゃー、RINKOさん。こっちこないでぇぇぇぇ」
と思わず叫んでしまいましたわ。
おそばにいたご夫婦の生暖かい視線が忘れられません。
RINKOさんから餌を奪い取った鳩たちは、その後しばらくRINKOさんの周囲にたむろしていたのだけれど、新たなターゲットが訪れると一斉に飛び立って行きました・・・・




そして、再び轟く悲鳴(遠い目)




 誰もが悲鳴を上げずには居られない、東本願寺の鳩。


ぜひ、皆様も東本願寺へ訪れたときは鳩に餌をあげてみてください。
鳩に襲われるというナイスな体験が経験できます。






※注 実際の東本願寺の鳩は襲いかかってはきてない・・・はず。迫力はあったけれど。
    RINKOさんとの京都話を大いに脚色して使用しております。






Sincerely yours,Tenca
2008/12/27