食事の支度をするときにえづきを覚えたのは、不毛の大地を離れて江戸から東京と名を変えた地に移って二年目の事だった。
始めは最近流行の感冒かと思った。
だが、その割には高熱になることもなく、寒気もない。
ただ、いつもより少し体温が高い気がし、食事の支度・・・特にみそ汁の臭いを嗅ぐと吐き気が込み上げてくる。
これから熱が上がるのだろうか。
常備している薬草の種類を脳裏に浮かべる。
今ある物でも十分に風邪の予防にはなるだろう。
夫である斎藤が出先から戻って来る前に飲んで体調を元に戻しておかなければ、余計な心配を掛けてしまう。悪化させないように気をつけなければ。
すぐに薬を飲んだ方が良いと思ったが、今はとにかく胸のむかつきを堪えるのが精一杯で、土間にしゃがみ込んでいるとカラリと板戸が開かれる。
「千鶴さん、お芋の煮付けを持ってきたのだけ・・・・・千鶴さん? どうしたの?」
竈の前でうずくまっている姿に気がついた姑が手に持っていた器をその辺に置くと慌てて駆け寄ってくる。
「いえ、大丈夫です・・・少し胸がむかついただけなので」
深呼吸を幾度かすれば落ち着くはずだったが、板戸が開いたことによって空気の流れがかわり、みそ汁の臭いが鼻先につき、再び吐き気が込み上げてくる。
胃の腑が嫌でも収縮運動を繰り替えし、堪えようとしてもせり上がってくる物をとうとう堪えきれず、千鶴は口元を手で押さえたまま立ち上がると、外に駆け出し庭の端で胃の中身を吐き出す。といってもほとんど出てこない。
朝から食欲がなくほとんど食べてなかったからだ。
出てくるのは胃酸のみで、強い酸が胃の奥からせり上がり、喉を焼く。
その痛みに涙が滲んでくる。
咳き込みながら込み上げてきた胃液を吐き出していると、背中を優しく暖かい手が撫でてくれた。
「大丈夫ですよ 」
その穏やかな声に、喉を焼く痛みと、胃の不快感が不思議と休まり、深呼吸を数度繰り返して差し出された懐紙で口元を拭い、背後に共にしゃがみ込む姑に礼を言おうと振り返ると、なぜか姑は嬉しそうに顔を綻ばせていた。
いったいなぜこんなに晴れやかな顔をしているのだろう。
千鶴が疑問に思っていると、姑はふくよかな手を伸ばして千鶴の白い手をそっと両手で握りしめると、嬉しそうに目を細めて、千鶴が思っても居なかった言葉を告げたのだった。
「おめでとう」
なにが?
と思わず聞き返してしまったかもしれない。
なぜ、この間で姑が祝い事を口にするのか千鶴にはさっぱり判らない。
きょとんとしている千鶴を目の前に、姑は笑みをさらに深めると説明をすることなく千鶴の手を引いて立ち上がるため、千鶴も引っ張られるように立ち上がる。
「さぁ、こんな所にいつまでもしゃがみ込んでいたら身体を冷やすしてしまいますよ。
今が一番大切な時期ですから無理は禁物ですからね。
身体が落ち着くまで重いものとか持ってはいけませんよ。そういった物があったら全て一に回してしまいなさい。
そういえば、一はまだ帰宅してないのかしら? あの子は今どこに出歩いているのかしら。こんなめでたい日に 」
「あ、あのお義母様!!」
矢継ぎ早に告げられた言葉が右から左へと流れていく。
いったい何がどうなっているのかとにかく説明して欲しくて、義母となった夫の母親をじっと凝視すると、姑は「ふふふふ」とそれは嬉しそうに笑みを零して、千鶴が思っても居なかった言葉を口にした。
「ややよ」
「やや・・・・?」
「そう、待ち望んでいた貴方と一とのややですよ」
「え・・・?流感ではなくて?」
斎藤と夫婦という関係になって6年という月日が過ぎている。
斗南にいたころは、栄養状態が悪かったからという理由で子が授からない事も納得できた。だが、その地を離れこの東京と名を変えた新たな国の首都に居を移しても、子が宿る兆しはなかった。
一度、周期がおかしくなってしまった月の障りはなかなか元に戻らず、もう子を望むことは出来ないのか・・・と諦めてさえいた。
夫である斎藤は、子が出来ないのなら最後の時まで二人共に在ろう。と言ってくれた。その言葉だけで千鶴は十分だった。
子が産めない女は離縁されても文句は言えないのだから。
だが、一は千鶴の身体の不調を責めることなど一度もなく、千鶴が居ればそれで十分だと、僅かに目元を赤く染めて少し視線をそらして・・・・普段、どんなことがあっても視線をそらさない夫が視線をそらすときは、照れているときでありいつもほんの僅かに目元が赤らんでいた。
「俺だけでは不満か?」と少し拗ねたようにその後続けられ、千鶴はいつまでも思い患ってはいられなかった。
首を振ってそっと身を寄せれば、背に力強い腕が回り抱き寄せられる。
子は確かに欲しいと強く思う。
だが、それは最愛の夫が傍らに居るのが大前提であり、その最愛の人が傍らにいつまでも居てくれると言うのなら、他の何をなくしても悔いは無い。逆にいえば、この人が居なければどんな得難い物を得たとしても、世界は色を無くし、無味無感動な世界になりはててしまうだろう。
そう、二人とももう諦めていた。
子を望むことを。
千鶴が目を丸くして姑を凝視すると、姑は穏やかな笑みを浮かべながらゆっくりと頷き返す。
「ええ、間違い在りませんよ。わたしは三人の子を出産して、長男の嫁が身籠もった時も直感を外しませんでしたからね。流感ではなくて貴方は身籠もったんですよ」
その言葉がジワジワと浸透していくが、俄には信じられない。
「とにかくお医師に診ていただきましょう。最初の子は色々と不安だと思うけれど、安心しなさいな。一達兄妹や孫を取り上げてくださった先生と産婆さんがいますからね。何も不安に思うことありませんよ。とにかく吐き気があるなら今はゆっくりとしてなさい。私がすぐに先生を呼んできますから・・・ああ、食事の支度も心配いりませんからね」
姑はうきうきと浮き立って今にも医者を呼びに家を出て行こうとするが、千鶴は我に返って姑を止める。
むやみやたらと普通の医者に診て貰うわけには自分にはいかない。
どれほどよくしてくれようとも、義両親達にけして言えない事情というものが千鶴達夫婦にはあった。
「あ、あのお義母様! 先生なら松本先生に・・・すみません」
千鶴がとっさに言うと、姑は立ち止まる。
「ああ、ごめんなさい。先走ってしまって。そうね、貴方のお父様変わりをされているのですから松本先生に診ていただけるのならそれが一番いいわね。松本先生もお喜びになるでしょう」
身寄りを全て亡くした千鶴の後見人になってくれた、松本の名を出せば姑といえど思いとどまらないわけにはいかなかった。
本心を言えば、自分の子達や長男夫婦の子を取り上げた、産婆や診察をしてくれた医師に任せたいと思うだろう。だが、身寄りに医者がいるのならばそちらを優先するのが道理であり、千鶴の後見をしている松本は元は幕府に使えていた医師であり、戦後一時投獄されるが赦免され軍医総監となった人物だ。
本来なら気軽に診て貰えるような立場の人間ではない。
「では、松本先生のお宅へお伺いを立てに行ってきますから、無理をしてはダメですよ。病気ではないとはいえ今が一番流れやすい時期ですからね。それに 」
姑は少しばかり言いづらそうに語尾を濁らせる。
何を言いたいのか千鶴は察し苦笑を思わず浮かべてしまう。
初産としては自分は少しばかり年がいってしまっているため、流れやすいとでも言いたいのだろう。
場合によっては難しい出産になるかもしれない。
「静かにしてお義母様のお帰りをお待ちしています」
千鶴の言葉に、姑は満足したように頷き返すといそいそと家を出て行く。
その後ろ姿を見送ると、視線は自然と自分の下腹部へと向かう。
まだ何もその兆候は現れていない。
姑は太鼓判を押していたが、今もまだ信じられないというのが正直な気持ちだ。
無意識のうちに手が伸び、そっと触れてみる。
むろん、触れたからと言って何かが判るわけでもない。
だが、それでも不思議と掌がじんわりと熱を孕み、感じるはずのないもう一つの鼓動を感じるような気がする。
トクン・・・・トクン・・・・・トクン・・・・・・・・・と
それは、小さくて小さくて、聞き逃してしまいそうなほど小さな音。
だが、確かに命の脈動を感じる ような気がし、ジワジワと喜びが込み上げてくる。
望んで・・・焦がれて・・・願った日がやっと来たのだと思うと、じっとしていることが辛く感じるほどだった。
今すぐに駆けだして、誰よりも真っ先に伝えたい。
だが、姑との約束を思いだし千鶴はじっと堪える。
もしかしたら、姑の勘違いという可能性も十分にあるのだから。
先走って身籠もったと伝えた後に、それは間違いだったと判ったら、がっかりさせてしまう。
医師の判断を得てから伝えたら、どんな反応をするだろうか。
男の人は最初に子が出来たと聞くと、なぜか狼狽えるという。
そして、母親のように身のうちで子の成長を感じることができないせいか、なかなか実感がわかないとも言う。
時には妊婦となって情緒不安定になった妻に、心ない事もいう夫も居るというが・・・・
きっと、喜んでくれるだろう。
少し照れたように目を細めながら、それでもきっと・・・・
そう核心が持てる。
だが、同時に僅かながらも不安があった。
夫は己の身が羅刹であることを気に病んでいる。
その血を引く子が千鶴に宿っても害はないかと言うことを・・・
どんな子が生まれるか判らない。
いや、子が無事に育つのか・・・育ったとしても、その子を宿す千鶴自身に害が及ばないかを。
「子を望む気持ちはある。だが、羅刹の血を引く子がお前の身に害を及ぼすというのならば俺は子などいらない」
選ぶことの強さと、それによって何かを捨てなければならないということをしる夫は、迷うことなく言い切った。
嬉しいと思う。
どんな事よりも自分を選んでくれたことは。
だが、せっかく授かった子だ。なんとしてでも無事に産みたいと思う。
普通に考えただけで危険がある。
出産とは女にとって命を掛けた大仕事だ。
どんなに若かろうと、体力があろうと、健康そのものであろうと、出産で命を落とす女は世の中にはたくさんいる。そこに二十代後半になってからの初産。羅刹という未知の血を引いた子。それがどう左右するか判らない。
自分は無事ではいられないかもしれない。
その可能性は十分にある。
その事を憂い、夫は喜んでくれないかもしれない・・・・
そう思うと千鶴は急に不安に駆られる。
子は欲しい。だが、夫を悲しませることはしたくはない。
ぐるぐるぐるぐると一人考えている間に、姑は松本良順を連れて戻って来、そして、満面の笑顔で祝辞を伝えられる。
「千鶴!!」
診察を終えた松本と、見送りにでた姑が家をでて間をおくことなく、いつになく険しい表情で夫である斎藤が家に駆け戻ってきた。
いつもは音を立てず開く板戸を、乱雑な仕草で勢いよく開け放つ。
「一さん? どうかされたんですか?」
座布団に座って繕い物をしていた千鶴はいつにない夫の様子に目を白黒させる。
滅多なことでは息を切らすことのない、斎藤が息を切らせているのだ。何かあったのは聞かずとも判り、慌てて立ち上がりかけよろうとするが、それよりも先に斎藤は土間で西洋長靴を脱ぎ捨てると、一気に距離を縮める。
端正なその顔が青ざめているように見えるのは気のせいだろうか。
「起きていて大丈夫なのか?」
「は?」
なぜそんなことを聞くのか判らずきょとんとしていると、斎藤は眉を潜める。
「そこで母上と松本先生に会った。お前の調子が良くないから労るようにと言われたのだが、繕いなど無理をせず身を休めろ。お前は俺のことばかり気を遣って、己に無頓着になっている所がある。
特に今は流感がはやり始めて、すでに命を落としている者も出始めたと聞く。暖かくして滋養のあるものを・・・・」
「あ・・・あの、一さん、待ってください。違いますから」
先走って布団を今にも用意しかねない斎藤を千鶴は慌てて止める。
「違う?何がだ」
「えっと、その・・・・流感なんかじゃありませんし、病気でもないです」
「では、なぜ母上や松本先生はお前の身を労れと?怪我でもしたのか?」
鬼である千鶴は怪我をしてもすぐに治ってしまうため、そう簡単に重傷にはならないが、傷や怪我の度合いによっては完治するまでに時間を要するし、痛みももちろんある。
だが、今視る限りでは千鶴が怪我を負ったような様子も見あたらない。
いったい、あの二人は自分に何を示したかったのか。
それの答を聞くためにじっと千鶴を凝視すると、千鶴はその視線をまっすぐ正面から受け止めて、ゆっくりと唇を動かした。
「子が・・・・・・・・・できたみたい。です・・・」
それでも、少し頼りない言い方になってしまったのは、やはり斎藤の反応が少しだけ怖かったからだろう。
喜んでくれると思っている反面、ほんの少しだけ・・・その事を憂えるのではないかという思いが脳裏をよぎる。
斎藤はじっと自分を見つめ返す千鶴を、同じように見つめ返す。
すぐに反応が返ってこない。
声が小さすぎて聞こえなかったのだろうか・・・
だが、もう一度言うのはなんだか間が抜けているような気がし、思わず「あの・・・・」とか「その・・・・」とか意味のない言葉が漏れるが、ふいに身じろぎ一つしなかった斎藤の手が伸び、千鶴の背にその腕が回ったと思うと、引き寄せられる。
けして強い力ではなかったが、引き寄せ裸得るまま千鶴は身を斎藤の胸に預ける。
「子が、出来たのか?」
その問いにコクリと頷き返すと、長いため息が耳元を掠める。
ああ・・・・やっぱり憂える思いの方が強くて、喜んでくれなかったのだろうか・・・・・
そう思いかけたとたん、安堵のため息のように息を漏らしながら囁いた。
「ありがとう 」と。
反射的に顔をあげると、花が綻ぶように笑みを浮かべて自分を見下ろす斎藤と目が合う。
ほんの少し目尻が赤く染まっているように見えるのは、やはり予想通りと言うべきだろうか。
「つわりは辛いと聞くが、具合が悪いのはそのせいなのだろう?」
子が宿ったと言っただけで斎藤の中で全ての答が出そろったのだろう。
「みそ汁の臭いで・・・少し吐き気が でも、もう大丈夫です」
「いや、無理をする必要はない。
腹が目立たぬうちは流れやすいと聞く。用心するに越したことはない。しばらく吐き気が込み上げるものは食卓に出さなくて構わない」
「・・・・・・・・食べる物なくなってしまいますよ?」
「それは困るな。俺はともかくお前は滋養のある物を食べねばなるまい。食欲はあるのか?今朝から何も食べていないようだと先ほど母上が言っていたが、夕餉は食えるのか? 無理に全て食べろとは言わないが、全く食べれないのも身体にはよくない。
それから、重いものは持つな。必要な事があれば全て俺に言え。それから・・・・」
延々と続く注意事項に千鶴は目を丸くする。
いったい何処が寡黙な人なんだと言いたくなってしまうほど、斎藤の口から言葉がどんどん流れてくる。
けして話さないわけではない。
必要な言葉は惜しみなく口にするし、日常会話もそれなりにやりとりがある。
だが、けして雄弁な方ではないし、必要以上に無駄話をするひとでもない。
それだというのに、やれあれはするなこれはするな、何それするときは十分に気をつけるようにと言い出すのだから、驚かないでいられるはずがない。
「一さん・・・・あの、別に重病人でも怪我人でもないんですが・・・・」
思わず口を挟んでしまった千鶴に、斎藤は一瞬口を閉ざしため息をつく。
「すまない。気が動転したようだ」
斎藤でもやっぱり動転することはあるんだ。と思うのは失礼だろうか。
思わずクスクスと吹き出してしまうと、斎藤はばつが悪いように視線をすっと千鶴からそらす。
笑うのは悪いと思いながらも、そんな斎藤の反応に千鶴はさらに笑みを深くしていくのだが、不意に笑うのを止めると斎藤を見上げて、明日の天気でも口にするかのように問いかける。
「喜んでくれますか?」
そんな事を今更改めて聞く必要はないと判ってはいるのだが、それでも千鶴は確認せずにはいられなかった。
斎藤はそんな問いをした千鶴を怒る事なく無言で見つめ返すと、ため息を一度だけつき、苦笑を浮かべる。
「そんな質問をさせたのは俺の責だな」
なぜ千鶴がそんなことを問うたのか、改めて聞く必要は無かった。
全ては、かつて自分が千鶴に告げた言葉が原因なのだから。
「不安はむろんある。今後どんな影響が出るのか判らない。
お前の身を蝕むだけの存在になる可能性も、否定しきれない」
それは斎藤が怖れていたこと。
そして今も怖れていること。
いや、怖れていたことが形にとうとうなってしまったと言うべきだろう。
だが、答は最初から決まっていた。
迷う必要などない程に。
それは、すんなりと斎藤の中で在るべき場所に在るべき形に納まる。
「俺は医者でも何でもない。刀を振るう事によってお前を守ることは出来ても、今回ばかりは俺に出来ることは何もない。柄にもなく動転するばかりだ。だが、それでも守りたいと思う。
千鶴も・・・・これから、生まれてくる子も。俺の命が続く限り」
不安はある。
だが、だからといって出来てしまった子を亡かったことにする未来を選ぶことも斎藤にはできない。
ゼロにすることはけして出来ないのだから。
するには千鶴自身の身も心も傷つけなければならない。
そんなことは、斎藤は望んではいない。
ただ、守りたいのだ。
この腕の中にある存在を。
「守らせてくれるか?」
けして逸らされることのない、常に真実を求める双眸が、まっすぐ千鶴の双眸を見据えて囁くように問いかけてくる。
「共に、守ってくださいますか?」
千鶴が問えば、双眸がすっと細められ、唇に笑みが浮かぶ。
冬の冷たい日々に春の日差しが訪れたように、柔らかな笑みが浮かび、距離が自然と狭まる。
「共に 守ろう」
吐息が触れるほど、唇と唇が触れあう寸前での囁きに、千鶴は笑みを深くし・・・・瞼をそっと閉ざし、言葉にしなかった思いをそっと吐息に載せる。
私にも守らせてください・・・この子と共に。貴方を
羅刹の血を引く子は、貴方を苛む物ではなく。
きっと、私達二人に、これ以上ないほどの至福をもたらせてくれる存在へとなるはずだから。
だから、どうか思い悩まないで欲しいのです。
☆☆☆ 天華の戯言 ☆☆☆
ふと、思ったのだけれど・・・・これは、もしかしたら、合同誌で掲載した話の続きとなった、御礼拍手のさらに続き・・・・・になってしまうのだろうか?(笑)
いや、あれのさらに続きでも良いし、別個の単独の物としてもいいと思いたいです。はい。
出来るまでは出来なくてもかまわん。と言っていても、いざ出来たらどーんとこい。と思って欲しいです。
もう丸ごと斎藤さんには受け止めて欲しいぜ!
そんでもって、どどーんと守って欲しいと思うのであります。
はい。
でも、ちょっぴし子が出来たと聞いてやっぱり世の男性同様ちょっとばかし動転してほしかったりもしたり(笑)
羅刹になっていつ死ぬか判らぬ斎藤さんですけれど、不思議と哀しい話が思い浮かびません。
なんだかんだ言いつつも、終わりを感じさせないカップルだなーと改めて思うのでありました。
沖田さんや土方さんはこう明るい雰囲気には感じないのだけれど・・・・切なさがどうしても、あの二人にはワンセットになってついてきてしまうっっっっ
2009/05/17
Sincerely
yours,Tenca
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