誰が為になく鐘 4
後書き



 皆様、こんにちは。砂上の楼閣の天華と申します。
 この度は「誰が為に啼く鐘 4」をお買い上げ下さって誠にありがとうございました。
 紙面の関係上、後書きをwebでという形にさせていただきました。
 わざわざ、このページにアクセスしてくださってありがとうございます。




 さて、2007年冬コミに1冊目を発行してマル1年。やっとこさ完結することができました。
 長らくお待たせいたしました。
 当初の予定は全三巻。夏には完結する予定だったんですが・・・思いの外うまく進まず、4冊目に突入。
 その4冊目もなっかなか思うとおりに話が進まなくて、何度2009年5月に回そうか思いっきり迷ったりもしましたが、いや。友達にも冬は諦めてGWにすれば?とささやかに進められたりもしましたが、どうにもこうにも終わらないうちに別の話に手を伸ばすことも出来ず、諦められなかったので、人間なせば成る(笑) ねばーぎぶあっぷ!! いや、その前にこれ以上続けても己の集中力が限界値を超えるに違いない。とヒシヒシと感じていたので、必死扱いて毎晩PCに向かう日々でした(笑)
 まぁ、気がついたら12月は四回も電車を乗り過ごして、隣駅で降りるという羽目になって、駅で思いっきり黄昏れたくなったり、鍼に行って財布を会社に忘れるという大ボケをしてしまったり(通っている所で良かった・・・)もしましたが、完結した今となっては良い思い出デス(笑)




 ここをお読みいただけていると言うことは、すでに読破していただけたのでしょうか。
 感想を聞くのが非常に怖いわたくしでございます。
 2を書くときには1を読み返しながら、3を書くときは1と2を読み返しながら、4を書くときには1,2,3を読み返しながらと、たった一章書くのにもえっらい時間がかかったのは、このちまちま読み直しをするという作業があったからだと思うのですが・・・・この読み直し作業というのが苦行以外何者でもないとヒシヒシと感じた一年です(笑)
 いやぁ、もうなんでこんな事書いているかな!!と当時の自分を呪いたい。と思いつつ・・・ひたすら、巻いた種の刈り取り忘れをしないよう気をつけつつ、それでも絶対に見落とししているんだろうなぁ。と黄昏れつつ、ちゃんとした文章になっていのかしらとドキドキしつつ・・・・ひたすらドキドキです。
 もう、自分の脳内ではこの一年ひたすら完結した話を思い返しているだけなるので、こう読み直しても読み直しても勝手に脳内修正されていくので、ちゃんと繋がっているのか非常にドキドキなのです(><


 ううううう、後生ですからあら探しだけは避けてください・・・・間違いなくへこんでいることでしょう(遠い目)








 さてさて、お話はがらりと変わりまして。
 やっと終わりました。
 もう何度言っても言い足りないぐらいに(笑)
 当初これは2003年ぐらい?にwebでUPしていた話になります。
 現在webでUPしているところまでは書いた物の、同人との掛け持ちは非常につらく、連載に手が回らなくなりあっけなく更新停止。そのご、更新がいつされるかわからんものを残しておいてもなーと思い、削除。
 これでももう存在しなかったことになる!!と思った私は甘かった(笑)
 たびたび、この話の事を聞かれ、完結を希望され・・・・私自身、未完でしたのでどうもすっきりしない。
 でもサイトではもう無理。なにより、どんな話にしようとしていたのか忘れてしまったのと、実はwebで使おうと思っていた当初のネタは姿形を変えて「Bloody Dream」に化けてしまっていたんですね(笑)
 なので、今更改めて元ネタで完結させるのもなぁ。話がダブるわ。と思いつつ、んじゃ元ネタを使って新しく設定を練り直しましょう。って形で今回の話になりました。
 総ページ614ページ(表紙コミ)いやぁ・・・もう200ぐらいのびるかなーと思いましたが、そんなに長い話じゃなかった(笑)
 全20章(幕間・序章・終章除く)とあいなりました。
 狙ったかのごとく各5章ごと終わっているけれど、実は偶然。終わって気がついた事実。すげー狙ってないのに(笑)
 ページ数はばらばらだけれどね(^^;ゞ
 




 この話を書いている間に、いくつか次はこれにしようと思っていたネタがあるのですが、そのうちの一つ「ストーカー」ネタを次回にしたいとおもいます。
 まだ、具体的にどんな話にするか決まってないんですが・・・出だしだけはイメージがすでに固まっているので、今度はがっつり一冊完結で!!
 いや、分冊は色々と弊害がでましてね・・・長くなればなるほど、在庫がないという状況がいたたまれない物をうむのです。
 判ってましたけれどね・・・
 ここをごらんになられている方にも、再版の事を気にされている方がいらっしゃるかと思いますが・・・・申し訳ありません。
 現時点ではいかんとも言い難く・・・・
 再版すると数が合わなくなるんですよ・・・・
 それに、再版できるほどご希望があるとも思えず・・・・なにより、箱の置き場所が(><
 あまり在庫を置きすぎると、家が歪んでしまいますので(改築してますが築年数は40年以上経過している上に、私の部屋は増築してますので、バランスが悪いんです・・・・床柱一本抜いて補強しているという状態ですし)、物理的な要因などもありますし、現時点ではまだ、4の在庫がたっぷりとありますので、4の在庫がはけたあと改めて、考えようかと思いますので、再版の件に関してはご容赦下さいませ。



 
 最後になりますが、ここまでおつきあい下さった皆様本当にありがとうございました。
 最後まで少しでも楽しんでいただけたら幸いなのですが・・・
 神庭の檻以来久しぶりに、自分での判断がまったくできません。
 満足。と思う反面、いやでも微妙?と常に天秤はぐらぐら。まぁ私は常にそんなもんだといえばそんなもんですが・・・
 神庭も書き上げた直後は本当に、頭がぱっぱらぱーだったので、できばえがいかがな物なのか判断が付かなかった・・・・(遠い目)
 この話が本当に少しでもお気に召していただけますように。
 そして、今後ともおつきあいをいただけますように。
 ひたすら祈るばかりです。




 そして、終わる!!と応援してくれた友達!!
 ありがとうっっっっっ











2008年。まさかの大不況に見舞われ、明日は我が身!?といつなるか、戦々恐々の毎日ですが、来年は少しでも明るい話題がニュースを飾ることをいのりつつ、今年の発行はこの「誰が為に啼く鐘4」にて終了とさせていただきます。
また、2009年も引き続き「砂上の楼閣」をご愛顧していただけたら幸いです。
今後も、GHで調査物を書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


皆様、よいお正月をお迎え下さいませ。
本年は誠にありがとうございました。
 


 


Sincerely yours,Tenca
2008/12/29






web版をごらんになりたい方は、下記よりアクセスしてくださいませ。
2003年にUPしていた「誰が為に啼く鐘」初期版がUPされております。
ただ、こちらは完結予定はなく、あくまでも元ネタであって、
以前はこういう話でしたのよ。
という話になります。
なにより、登場人物の性格も設定も全て違うという有様ですので・・・・
ただ、大まかな話の流は変わってないんじゃないのと、
依頼者が側の設定は変わってますが、
SPR側の諸事情(笑)いえ、ナルと麻衣の諸事情は変わってませんので、
そちらの関係を把握する程度にはお役に立つかと思われます。



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